東京都渋谷区恵比寿の飲食店で、資格のないスリランカ国籍の男性を働かせたとして、警視庁は運営会社「ジャパンチキンフードサービス」(神戸市)の社長の男(55)=渋谷区鶯谷町=ら3人を出入国管理法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕し、17日に発表した。3人は容疑を否認しているという。法人としての同社も同法違反容疑で書類送検した。
法人も送検 3人は容疑を否認
渋谷署によると、3人は共謀して2021年3月~22年6月、渋谷区恵比寿1丁目の飲食店「sacra」で、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格で滞在しているスリランカ国籍の30代男性を、資格外活動の許可を受けていないのに調理担当などとして働かせた疑いがある。
同署は、この男性を含むスリランカ国籍とネパール国籍の25~41歳の男性8人について、同店など計4店舗で在留資格外の労働をしたとして同法違反(無許可活動)容疑で調べており、うち6人は書類送検した。報酬は月40万円程度だったといい、1カ月に31日出勤し、計304時間労働した人もいたという。
同社は恵比寿や中目黒、麻布十番を中心に計約35店舗を運営している。(比嘉展玖)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル